女性の成人祝いに名前だけの印鑑をもらったお話

今私の家には、15本以上の印鑑が有ります。主人の実印や銀行印、私の実印、卒業した学校から頂いた記念の旧姓の印鑑、祖父が使用していた印鑑、書留や宅急便の受けとりに使用する認め印、訂正印などたくさんあります。その中で私が一番気に入っている印鑑は、成人のお祝いに祖母から贈られた、苗字無しの名前だけの印鑑です。女性は結婚すると、苗字が変わることが多いので名前だけの印鑑にしてくれたそうです。京都の西陣織の美しい花模様のケース付きでした。私は自分の名前の漢字が気に入っているので、とても嬉しかったのを覚えています。私が住む市は他の多くの市町村と同じく、実印の登録にも、苗字無しの名前だけの印鑑を使えますのでずっと実印としても使っています。また、銀行、証券会社、郵便局の窓口でも口座開設に使用することができました。今、私は親戚の女の子の成人のお祝いにやはり名前だけの印鑑を贈ることにしています。ここ数年で若い女性向きの印鑑ケースも種類が多くなり、選ぶのも楽しいです。実用的だと大変喜んでくれますし「きちんとした印鑑を持っていると、心強いし、必要な時に助かった。」とよく言われます。日本ではサインではなく、印鑑がこのまま使われていくのでしょう。私も、今は亡き大好きだった祖母を思い出しながらこの名前だけの印鑑を一生大切に使い続けたいと思っています。